オーバーレブ!

  • 作者:山口かつみ
  • 出版社:小学館
  • 掲載誌:週刊ヤングサンデー
  • 巻数:31冊

オーバーレブの概要や設定

主人公は高校時代に陸上に打ち込んみ、インターハイを目指していたがアキレス腱を切断する怪我で断念。

その後峠で見たドリフトに興味を持ち自らも車の免許を取得し峠を走るようになる。

自動車の整備やチューニングを徐々に覚え、体育会系の努力根性も合わさりドライビングスキルは徐々に上達し、レースへの参戦も行うようになり走る喜びを再び取り戻していく。

多くの仲間と走りを共有することで自分も成長し、初期には師匠と弟子の様な関係だったサワコ、アイカをも超えるドラテクを駆使するようになる。

最後は解体屋の社長である赤岡や弟子のイソノから誘われラリーチームを結成、サワコをナビにインプレッサで世界で走り続ける。

オーバーレブのストーリーについての評価

怪我をきっかけに気力を失っていた主人公が、全く興味のなかった車の世界にはまりこんで行く。実際にひょんなことから車が好きになった自分も共感できた。

初期のころはとにかく峠を走る、車を整備したりチューニングしたり等いじる事、ドライビングテクニックの基礎につながる話題、ちょっとした人間模様を描いたりラリーにつながるような描写が無かったが、次第に路面をつかむ技術や車両コントロールなど読者を意識づける方向になっていったのが読み返すとわかる。

また、某峠漫画と違い非常に現実的なドライビングでストーリーが進んでおり、読んでいて違和感が無い。

オーバーレブの面白かった点・良かった点など

主人公だけでなくサブキャラクターの味付けが非常に面白い。

各ストーリーのライバル毎に基本が備わっており、例えば「ノーマルのオオカミ」ではカスタムなしのセッティングとテクニックだけでどこまで突き詰めるか、それに対しチューニング(カスタムでは無く)がバランスを崩さない範囲で有ればノーマルよりもむしろ素性が良くなる等のテーマが持たれている。

主人公サイドは女の子がメインになっており、凡男キャラはうだつが上がらない。

そんなやりとりも他の車漫画ではあまり見かけない為、読んでいて笑いどころがあるという意味でも面白い。

オーバーレブの不満だった点・問題点・難しかった点など

登場車種が峠がメインという事もあり大分限定されていた。

また、主人公サイドの登場車両が基本小排気量の小型車ばかりで「小排気量で大排気量を負かす」といういかにも某漫画で影響された層を取り込もうという感もあった。

某峠漫画に比べれば同クラスでのバトルは多いものの、サーキットの話も入る事なので、どうせならハイパワーvsハイパワーの勝負があっても面白かったかもしれない。

峠でのバトルがメインの初期であれば、もう少しチューニングの内容にこった話を出してもよかったと思う。

また、一時的に色恋話が多くなったこともありその点ダレた感が否めない。

比較的現実的な内容が多い中で(ストーリー的な盛り付けはあるものの)、主人公のスキルが気持ち突飛しているとも言えなくない。

オーバーレブのメッセージ性について

人間挫折することがあっても何かに打ち込んでそれを努力していけばきっと成功する、というメッセージがあったのかと思う。

また、ひたむきな姿勢で努力することで仲間が自然と増えて行く、面白いことがあるということも伝えられるのかもしれない。

しかし、それよりも

  • 「車の楽しさ」がなんなのか
  • 走る事についての意味
  • 愚かさ
  • その中での達成感

等、とにかく車が好きな人間に対する車のメッセージが多く込められているのだと思う。

ただ走っているだけではなく、人間模様も描きその時の感情が走り(行動)にどのような影響を及ぼすのか。

人間の感情というものを考えさせられた。



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