レストアガレージ251車屋夢次郎

  • 作者:次原隆二
  • 出版社:新潮社
  • 掲載誌:週刊コミックバンチ
  • 巻数:全33巻

レストアガレージ251車屋夢次郎の概要や設定

舞台となるのは東京都武蔵野市吉祥寺。

時代の流れに取り残されるも、独特の古き日本の風情が未だに残る下町に、創業50年の自動車修理業を営む「Restore Garage 251」を舞台に、自動車修理を通して見せる、人情の物語。

生粋の車修理職人の腕を持ち、修復不可能なボロ車を、購入以前の新品同様にレストアしてしまう自動車修理の達人でもある主人公の里見夢次郎。

そんな里見夢次郎に、己惚れ気質のある孫の一ノ瀬哲也と、嫌みな車オタクの綾小路秀麻呂などと共に、車修理を通して、かつての持ち主たちの人生も修復していくという、車が織り成す人間ドラマが見物な作品です。

レストアガレージ251車屋夢次郎のストーリーについての評価

車を題材にした作品の中でも「修理」と言うジャンルを通して描かれる、異色感のあるレストアガレージ251車屋夢次郎。

作者は「よろしくメカドック」でお馴染みの、車などの自動車をテーマにした漫画で有名な、あの次原隆二先生です。

本人も自動車整備士の免許を取得しているなどの、生粋のカーマニア。

自動車好きのポイントをしっかりと押さえている作家さんでもあり、自動車の機械造形描写に奥深い作者さんでもあります。

物語も、次原隆二先生ならではのヒューマンドラマが熱く描かれ、人の人生を映した車を通して職人の熱さや機械造形の美しさと、職人の直向きさが描かれている作品とも言えます。

試行錯誤して修復困難な部品を修復をしながら、その持ち主の人生も直していきます。

レストアガレージ251車屋夢次郎の面白かった点・良かった点など

この物語は、車の持ち主を通して描かれる各話の内容に独特な面白さが込められています。

大抵の車をテーマにした作品はレースや走る事が前提となり、車系漫画の好きな人の多くは、走る車のレースを楽しみにする人が多いと思います。

しかし、

この作品の中では、一見地味とも思える車修理という内容が実に面白く構成されている事にあります。

読む度に油と鉄の匂いがする程に、自動車修理の独特な息遣いなどがこの作品の面白さの根幹にあります。

また、次原隆二先生ならではの、個性のある人間ドラマの面白さと混ざり合い、車とその持ち主の人生が描かれている事にこの作品の面白さがあります。

それは時には可笑しく、時には泣けます。車修理の奥深さも上手に描かれています。

レストアガレージ251車屋夢次郎の不満だった点・問題点・難しかった点など

上述しましたが、レース漫画好きな人を満足させてくれる内容とは別枠なのが問題点でもあります。

作品全体にはヒューマンドラマの流れがありますが、レース漫画好きな読者は退屈してしまうかもしれない内容です。

出来れば本編にもっとレース関係の話などを盛り込み、車漫画作品の持ち味をもっと出していれば、さらなる面白さが得られていたかもしれない惜しさがあります。

レストアガレージ251車屋夢次郎はどんなことが伝えたかったのか?

この作品を見て、純粋に感じられるのは、車の奥深さにあります。

人の人生の映し鏡とも言える車。

車を題材にし、修復という地味な作業に対して素直に「カッコいい」と思える作品はレストアガレージ251車屋夢次郎でしか表現していないと言えます。

この作品を手掛けた次原隆二先生の、車に掛ける情熱と興味が存分に込められています。

車にはオーナーの人生が込められていると、そういったドラマを引き出した作品でもあります。

その修復へと打ち込む職人の在り方や、姿勢などを感じる事ができ、車漫画では日の当たらないメカニックに陽を当ててくれた作品です。



愛車の価値が
   下がる前に
   一括査定でチェック
   お試し査定もOK!


32秒で最大10社の一括査定
詳しくはコチラ
車の売却は一括査定が便利な3つの理由