これまでも日本の自動車産業は世界の環境保護を技術によってリードしてきました。

アメリカのマスキー法を初めてパスしたのもホンダCVCCエンジンで、今や主流になったハイブリットエンジンはトヨタの虎の子の技術です。

そして今、新たな時代の幕開けを予感させています。その一つが燃料電池車です。

まだまだ課題が多いのですが、将来必ず日露になるに違いない技術だと思います。

そして、水素ステーションが少ない中で国が主導で水素ステーションの普及に努めていますが、燃料電池車の課題と展望を述べていきたいと思います。

水素ステーション

燃料電池車とは?

燃料電池のしくみ

燃料電池とは、乾電池や蓄電池のように、電気を貯めるバッテリーのようなものを想像してしまいがちですが、全く別物となっています。

燃料電池自体が「水素」と「酸素」の持つ化学エネルギーで電気を発電する装置となっています。

なので、電池を貯めるだけのバッテリーと燃料電池が全くの別物です。

しかし、燃料電池は最新技術というわけではなく、燃料電池の発電実験に成功したのは今から170年ほど前ですので、やっと技術が日の目を浴びるときが来たのです。

また、余談ですが日産のノートeパワーも、過去の第二次世界大戦時に有名なポルシェ博士がすでに発明していた技術でもあります。

それらの技術を今の技術と融合させ使いやすく、信頼性を高めた日産とトヨタの技術はやはり素晴らしいと言えるでしょう。

ホンダが燃料電池車タクシー開始!燃料電池車のメリットや電気自動車との違い、普及について

燃料電池車の課題

トヨタ MIRAI(ミライ)  世界初の量産燃料電池車に乗ってみました!! TestDrive

燃料電池車の課題として、まず必ずあげられるのがコストの問題です。

こういった新しい技術を導入する時の初期投資は必ず大きくなります。

ましてや、まだ量産体制も整っていない燃料電池車ですのでその分、国の補助を差し引いてもユーザーにコスト負担がきます。

① 燃費が悪い

水素1㎏あたりだいたい1000円前後となっており、燃料電池車「ミライ」の場合満タンで4300円ほどで、650キロ走行します。

計算上は、だいたいリッター14キロくらいの計算になります。

新型プリウスの燃費がリッター37キロほどなので、明らかに燃費が良いとは言えません。

② 水素ステーションが少ない

静岡県内初!燃料電池水素ステーションが竣工!

そして、一番の課題が水素ステーション(補給所)が少ないことです。まだ、全国に100か所に満たないです。

出典:FCCJ 燃料電池実用化推進協議会 – 商用水素ステーションの普及状況

北海道に至っては一軒もありません。対して、ガソリンスタンドはおよそ32000か所となっています。

水素ステーションがガソリンスタンドレベルまで普及するには、莫大な時間と費用が掛かることは素人がみてもすぐわかるのではないでしょうか。

国は2020年までに160か所水素ステーションを設置し、4万台燃料電池車を走らせるとしていますが、わずか160か所の水素ステーションで4万台もユーザーが買ってくれるかは非常に疑問です。

また、水素価格が低くなっていかないと普及も厳しいと思います。

石油資源が枯渇する前に

石油がなくなった世界

課題は上記でも述べているように山積していますが、未来に必要になる技術だということは間違いありません。

石油が無限にあるわけではありませんので、何十年何百年後かには必ず枯渇することが予想されます。

その時に(石油がなくなってから)、すぐ代替えの車を用意するのは不可能なので、今の段階から燃料電池車を開発する意義は大いにあります。

しかし、現状はクリーンディーゼルやPHEV技術が主流なのは間違いありません。

どちらの車も石油を使用するという部分では同じで、石油枯渇に対応はできないのが現状です。

ですので、すでに燃料電池車を市販しているトヨタは、時代の流れに負けることなく開発を続けて、さらにコストが低くなるようにしていただきたいと思います。

すべての車が燃料電池車になる必要はない

必ず将来的に、日本を走るすべての車が燃料電池車である必要はないと思っています。

これだけ様々な駆動形式が誕生しているので、用途用途に合ったものをチョイスすることで、それぞれのメリットを生かしていけるのではと考えています。

例えば、配達の車(新聞、宅配)は決まったエリアを走るので、それほど長距離走行をするわけではありません。

なので、EVを主流に、また北海道などの寒冷地ではバッテリーの寿命が縮みやすいのでクリーンディーゼルを、そして、そのほかの一般車を燃料電池車に変えていくことが望ましいのではと考えています。

とはいえ、国が主導で水素ステーションを設置していかなければ普及はないと思いますので、ユーザー目線に立って自動車会社と共に施策を行っていっていただきたいところです。

長い目線で育てていかなければならない技術であるのに、自動運転技術など、なんでもかんでも2020年に縛ってしまうのはいかがなものかとは思います。

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