中古車を購入する時に意外と見落としがちなのが、足回りの部分と、車の下側の部分(床下)です。
この部分に見えない不具合があると、購入した後に予想外な故障に見舞われたりもするので、気を抜かずに堂々とチェックしていきましょう。
今回はそのポイントを解説します。

え、中古車買う時に車の下にもぐるの?恥ずくね?

だったら後になって故障する車を買うがよい
タイヤ・ホイールの確認
中古車の選び方の中で、多くの人がスルーしてしまうのがタイヤ・ホイールやサスペンション部分などの足回りです。
しかし、自動車の走行性能に大きく影響する箇所ですから、しっかり確認しておきたいところです。
タイヤ
まずはタイヤですが、スリップサインをチェックしましょう。
Q2
タイヤには「スリップサイン」があると言われました。
スリップサインとは、何ですか?A2
タイヤの溝が1.6ミリ以下になると、そのタイヤの限界がきたことを
警告するサインのことです。
スリップサインとは溝が1.6mm以下になっている状態で、スリップの起こるリスクの高まる基準です。
もしスリップサインの出ているタイヤだと交換するのがセオリーですが、4本全部交換するとなると数万円かかります。
ですから、十分な溝が確保されているかどうかチェックしておきましょう。
その他にも、タイヤのゴムが劣化しているとひび割れを起こしていることもあり、走行中にパンクするリスクも高いです。
ホイール
ホイールは傷の有無を確認しましょう。アルミホイールが主流ですが、強い衝撃を受けると変形することが多いです。
また、キャップを外してボルトの状態をチェックするのもオススメです。
タイヤ交換を今後行う場合、ボルトが滑ってうまく外せない中古車もたまにあります。取り扱いやすいタイヤ・ホイールかチェックを心がけましょう。
車の下側もチェック
サスペンション部分
中古車を購入する人はめったにやらないかもしれませんが、もし自動車の床下をチェックできるのであれば、サスペンション部分の確認もしておくと良いです。
中古車の中には、
- サスペンションの種類が異なる
- 一部だけ妙にきれい
といったものもたまにあります。これは足回りの部品を交換したことが推測でき、過去に事故を起こした可能性が疑われます。
その他にも車の下側には、その中古車の様々な情報が隠されています。
- フレーム
- メンバー
- マフラー
- ブラケット
などに傷や変形している個所はないか、修理などの手の加わった痕跡がないかを確認しておきましょう。
エンジンルーム
また、エンジンルームの床下に
- オイルやグリスによる汚れがないか
- ゴム部分の破損や劣化がないか
などもチェックしておくべきです。中古車の中には、金属部分がさび付いているものもあります。
多少であれば大きな問題にはならないかもしれませんが、あまりに広範囲に錆が生じていると今後走行している時に不具合を起こす可能性があります。
下にもぐって見える範囲はチェックしよう
車の下側を本格的にチェックする場合には、リフトやジャッキで自動車を持ち上げる必要があります。
しかし。素人が中古車選びをする時に、そこまでやることはないでしょう。中古車販売店の店員によっては、引いてしまうかもしれません(そういうのを気にしないメンタルの強さがあればよいですが)。
でも、故障しない中古車を購入したいと思っているのなら、そのまま下にもぐって、見える範囲で構わないのでチェックしておきましょう。
汚れる可能性があるので、カジュアルなスタイルで中古車販売店を訪れた方がいいでしょう。
⇒ボンネットやバンパーに傷や凹みがある中古車を買う際の注意点
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