日本が誇るモノづくりが揺れています。

2018年11月5日、大手国産自動車メーカーであるスバルが「再び」不正を行っていた、というニュースが飛び込んできました。

このニュースを通して現在の日本の抱える問題について考察したいと思います。

スバル検査不正と失墜する日本の信用

動画

スバル、新たな検査不正 10万台追加リコール

スバルの不正に対するコメント

大雑把な流れ

2017年と2018年の不正

スバルが行っていた不正!モラルや良心は?

2017年の秋も、スバルは完成した自動車の最終検査において不正を行っていたということが発覚し、大騒ぎになりました。

スバル2017年のリコール車

スバルの行っていた偽装は多岐にわたりますが、主なものとして「燃費」「排ガス」に関する内容があります。

燃費、排ガスの検査は自動車の性能の評価をを大きく作用するものであり、ひいては売り上げに直結します。

燃費、排ガス

しかし、その結果は測定する環境に左右されるため、国によって厳密に定められた環境下で行っています。

その条件をきちんと遵守しているかどうかは、チェックする人が国から派遣されているわけではなく、メーカーのモラルと良心に任せられています。

というより「まさか自動車メーカーがそんなところで不正なんてするはずがない、という性善説」によって成り立っています。

ところが、スバルはその検査で不正を働いてしまったのです。

本来無効にすべきであるデータを有効なものとして採用するだけではなく、数値の書き換えなどまでも行ってよい成績に見せかけていたのです。

燃費、排ガス問題だけではないスバルの不正

ブレーキやスピードメーター指針の誤差の検査

燃費、排ガスを実際のものより良く見せかけてカタログを飾ろうとしたことは決して看過できることではありませんが、他の自動車メーカーも行っていたこともあり、まぁそんなもんかな、で済ませることもできるでしょう。

しかし、スバルが行っていた不正はそれだけではなかったのです。

スバルでは、ブレーキやスピードメーター指針の誤差の検査などでも不正が行われていました。

例えば、制動距離を計測するブレーキ検査では、本来ブレーキペダルのみを踏んで検査するのが当たり前ですが、ハンドブレーキレバーも同時に引いていた、というのです。

しかも、性能を良く見せかける目的ではなく、検査規格に合格するためということですから、怒りを通り越して呆れてしまいます。

ハンドブレーキを同時に使わないとスバルの車は検査に合格できないのか、と思われても仕方のない話でしょう。

言うまでもなく、ブレーキの性能は安全に直結します。

ブレーキ性能において国の検査基準をみたさない車が路上を走っているとなると、これはユーザーだけでの問題ではないでしょう。

不正体質?再発防止を発表したのに改善されていなかった

上述した不正が2017年秋に発覚し、スバルは大きな痛手を負いました。

不正検査を行っていた車はリコール対象となり、これまで築き上げてきた信頼は一気に音を立てて崩れました。

ちょうど同じ自動車業界では日産自動車でも不正が発覚し、「なんだ、スバルもだったのか」と思った方も多い事でしょう。

スバルの責任者が記者会見を行い、原因の追究と再発防止策について発表し、今後はそういった問題が発生しないはずだったのです。

ところが2018年11月に入り、スバルの不正が続いていたという報道がされました。

そして、新たに10万台規模のリコールをおこなうと発表したのです。

2017年の発覚から今日にいたるまで、スバルの不正問題は全く改善されていなかったのです。

長く培われてきた不正体質はスバルに根深く根付いており、もはや呆れて物もいえません。

崩れ行く日本製ブランド

日本製品の信用

日本は島国であり、資源に乏しく、モノづくりによって発展してきました。

日本人は元来勤勉な国民性ですが、そんな人たちが寝る間を惜しんで知恵を振り絞って努力を積み重ねて良い製品を作り上げる。そうやってここまで世界と対等に戦えるだけの技術、知識を身に着けて発展してきました。

求められているクオリティ以上の良質な製品を提供し、その結果、海外ではずっと日本の製品が極めて高い評価を受けてきました。

諸外国では今でも余裕が出来たら日本の製品を購入したい、と思っている人たちがたくさんいるのです。

ところが、その日本では最近工業製品の偽装が横行しており、その安全性や評価が音を立てて崩れています。

例えば、

  • 神戸製鋼の強度偽装問題
  • 日産の完成車検査の不正問題
  • KYBの不正

など。

これだけ大手の企業が不正を行っているのであれば、これは氷山の一角で、実際はもっとたくさんの会社で不正が行われているのではないか、と考えてしまうのではないでしょうか?

このまま進めば日本の製品が相手にされなくなるのも時間の問題でしょう。

なぜ不正は繰り返されるのか?納期?コスト?それとも

コンプライアンスの遵守がうるさく言われるようになり、企業の姿勢が厳しく問われる一方で、なぜこれほどまでに不正が繰り返されるのでしょうか?

  • 納期の問題
  • コストの問題
  • 自分や会社を取り巻く環境の問題

など・・・。

表面的な理由をあげればキリがないでしょう。

しかし、本当の理由は私たち日本人のモラルの欠落なのではないでしょうか?

平成という時代は昭和に比べてとても便利な世の中になったものの、一方で非常に窮屈に世の中になったと感じます。

あれをやってはいけない。
うかつなことを言うとすぐ叩かれる。

義理や人情というものより、とにかくコンプライアンスや決まりに縛られた世の中です。

そんな世の中で生活している私たちは、無意識のうちに窮屈な思いをして抑圧されているのではないでしょうか?

そういった抑圧がストレスを増やし、ヤケクソのような状態を生み、その歪みが仕事にも表れる。

おそらく企業では、頻発する不正を受けてチェック機構を新しく作ったり、罰則を厳しくするなどして対応することでしょう。

しかし、チェック機構を厳しくすればするほど、罰則をつければつけるほど、どんどん不正は根深く潜っていき、ますます不正が発覚しにくくなるだけでしょう。

不正をなくすどころか、発覚しない重大な不正がはびこるばかりだと思います。

まとめ

今回はスバルの不正を通して日本の抱える問題について考えてみました。

日本の企業における不正はここ最近始まったものではありませんが、特に最近目立ってきています。

たまたま発覚しているだけなのか、それとも最近になって増えてきたのか・・・。

真相は誰にもわからないことでしょう。

しかし、一つだけ確実に言えることは、このような不正が繰り返されるたびに日本の製品への信頼はどんどん崩れていくということです。

こういった不正が起こる度に他山の石としてとらえるのではなく、私たち一人一人が一度しっかりと考えてみる必要があるのではないでしょうか?

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